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三日月灰皿
太陽の形をモチーフにした灰皿を作った後、今度はそれに合わせて月型の灰皿も作りたいと思いました。1年前に太陽型の灰皿を企画した際、当初は2つ同時に作るつもりでしたが、出来栄えにあまり満足できなかったため、結局1つしか作らなかったのです。それ以来ずっと「作りたいものリスト」に残っていたのですが、ようやく形状を再設計し、この試作品作りに取り掛かりました。三日月をモチーフにし、灰が溜まる部分を暗い太陽に見立てました。月が見える部分は、盛り上がった縁になっています。天文学的に月を太陽の前に動かすことはできませんが、それでもこのコンセプトそのものを抽象化したものと言えます。さて、素材の選択について一言。以前の「ソーラー灰皿」は一枚のアルミニウム板から削り出したもので、かなり重く冷たいですが、私がとても気に入っている美しい金属的な風合いがあります。今回も鋼鉄かアルミニウムが第一候補でしたが、これほど剛性の高いものを製造できる機械が手元になかったのです。私が選んだ素材は、高密度のポリウレタンとアルミニウムの混合物で、その密度は松材と一般的なアルミニウムの中間くらいです。表面は均一で、軽すぎず(風に飛ばされる心配がない)、加工も容易です。このプロジェクトでこの人工素材を試してみたかったのですが、素材選びの過程では、物体が発する音も考慮すべき要素であることに気づきました。ちなみに、私は今でもタバコは吸いません。
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