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ポリウレタン彫刻

このかなり風変わりな作品は、私の初期プロジェクトの一つです。完成時の重量は42kgで、写真スタジオに運び、4階の自宅まで持ち上げた際に身をもって実感しました。中密度ポリウレタンをほぼ固体構造とし、ジイソシアネート系接着剤で接合しています。過去の多くのプロジェクトと同様、この作品も工房に余っていた材料が大量にあったため着手しました。使用許可を得た後、それらを同じ長さの直方体に切断。約30個の100x50x50直方体をテーブル上で組み立てました。組み立て工程はまさにレゴのようで、Minecraftに没頭していた日々を思い出させました。仮組みでパーツに番号を振った後、接着しました。残念ながら二度目の組み立て後、天板が完全に平らにならなかったため、CNC加工機で削る必要がありました。前述の通り中空構造のため、内部の穴を白いポリプロピレンシートで覆い、構造物を逆さまにした状態でシートを切断しました。最後に、素材の自然なピンク色を消すためグレーのスプレー塗装を施しました。現在は1.5mのフィカスを高く掲げる植木台として機能し、内部に物を入れられる小さな穴も開いています。正直なところ、この方法はおすすめできませんし、二度とやりたくないですね。

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